2024年度 音楽と展覧の会 (高等学校)
日 時:2024年9月22日(日・祝)9:00~15:00 終了
会 場:甲陽学院高等学校
テーマ:『 咲-show- 』
校長より挨拶
花は咲き、人は笑う。つぼみがほころんで咲く花と、顔がほころんで笑顔を見せる人。ほころびから現れるのは花の命であり、緊張から解放された人の心です。「咲く」ことは「笑う(笑む)」ことと同質です。(「咲」は「笑」の古字だと漢和辞典にも書いてあります。)
今年の音展は、生徒たちの選んだテーマが「咲-show-」。甲陽生の咲かせた花(音楽と展覧)をご来場の皆さまにお見せし(show)、それが皆さまに、また甲陽生にも「笑(しょう)」をもたらすことができれば、なんとすばらしいことではないでしょうか。
実行委員長挨拶
平安時代の頃より、日本人は「花が咲く」というと桜の花を連想してきました。新しい季節の「はじまり」の象徴であるだけでなく、すぐに散ってしまう「はかなさ」を持つ桜の花は今もなお多くの人に愛されており、日本人の心といっても過言ではないでしょう。春には桜吹雪が花筏となって流れる夙川の傍に位置する甲陽学院は、そんな桜の花と百年を超える歴史を共に歩んできました。
我々が入学した頃には猛威を振るっていた感染症もすっかり下火となった今日が、音展にたった一瞬の「はかなさ」を持つ青春を燃やす甲陽生、音展を成功へと結んでくださるご来場の皆様、そして長きにわたり甲陽生と共に歩んできた先生方が、一緒に笑顔を咲かせる「はじまり」の一日になれば幸いです。
どうぞ、お楽しみください。
生徒会長挨拶
「桜桃梅李一時の春」は初代伊賀校長の愛誦された句です。自由な環境にあって、生徒の持つ強い自主性と豊かな個性を花々に準え建学の理念としました。昨年、音展はコロナ禍の困難を経て名実共に「New ERA」に突入しました。新時代到来後最初の音展のテーマが「咲-show-」です。生徒と伊賀先生、それぞれが音展と建学の理念の象徴として選んだモチーフが自由に咲き誇る花であるとはなんとも感慨深いものがあります。戦後より音展はその外形を大きく変えてきましたが、建学以来伊賀先生から生徒に継受された理想は変らずより強固になっていると感じます。進化し続ける音展を楽しみながら、その底流にある甲陽の精神を、感じて頂ければ幸いです。
☆2024年度音楽と展覧の会特設Webサイト
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2023年度 音楽と展覧の会 (高等学校)
日 時:2023年9月23日(土) 9:00~15:00 終了
会 場:甲陽学院高等学校
テーマ:『 New ERA 』
校長より挨拶
日露戦争前夜の1903年、第5回内国勧業博覧会が大阪で開催されました。それまでの同博覧会が物品を集めてPRするだけの催しだったのに対して、第5回では日本初のメリーゴーラウンドや急流すべりが登場するなど行楽の場としての魅力が発信されました。結果、過去最多の入場者数を達成する盛会となったそうです。まさに“New ERA”の到来を暗示する博覧会となり、その跡地は「新世界」と呼ばれる歓楽地として発展しました。今回の音展、生徒たちが選んだテーマは“New ERA”。はたして皆さんに“the dawn of a new era”を感じていただけるでしょうか。
実行委員長挨拶
2020年度よりコロナの影響をもろに受けてきた音楽と展覧の会もついに規制なく開催できることをまずは非常に喜ばしく感じております。 今年のテーマ「New ERA」には、委員たちのそのような喜びに加え、元通りではなく音展を一歩前へ進めたい、新たな音展のカタチを築き上げたい、といった熱意が込められています。 ここ数年のコロナによる音展の数々の労苦も、高く跳ぶための助走であり、緑を保つための間伐に過ぎないと感じていただけるよう、我々も真剣に準備を重ねてまいりましたので、ぜひ新時代の音楽と展覧の会を存分にお楽しみください!!
生徒会長挨拶
みなさん、こんにちは!甲陽学院高等学校生徒会長です。今年も音展の季節がやってきました!生徒会一同、心から歓迎します!実はこれはChatGPTという対話型の生成AIが考えた挨拶文の一節である。どこかでみたことがあるような文字の羅列が続く。生成AIも所詮過去の膨大なデータのツギハギにしか過ぎないのだ。しかし、既存の枠組みに囚われないのが甲陽生の性...毎日斬新なアイデアを求め、納得いくまで自らの内なる解を探し続ける旅に出る。その旅路がどんなに険しくとも、明朗溌剌で無邪気な仲間たちとなら乗り越えられると信じて。僕たちと共に真の"New ERA"を体感しようではないか。
2022年度 音楽と展覧の会 (高等学校)
日 時::2022年9月23日(金) 終了
感染症対策のため,入場にあたってチケット制とさせていただきました。
会 場:甲陽学院高等学校
校長より挨拶
愛を告げるとき西洋の人ならば「I LOVE YOU」の文型で語るでしょう。主体(I)と客体(YOU)が独立していて両者をLOVEがつなぐ。かたや関西人なら「好きやねん」と囁きます。そのとき主体と客体は溶けあって一つの「場」が共有されます。
コロナ以来かろうじて開催できた音展も、残念ながら主体が客体に発信する発表会が精一杯だった。今年こそは、発信者と受信者が、つまり主体と客体が一体となって盛り上がる「場」を創りたい。
「宴joy」という一見ダジャレか語呂合わせのようなテーマには、そういった実行委員会の熱い思いが込められているように感じます。
それでは、Enjoy Your Day!
実行委員長挨拶
甲陽では文化祭と言わずに音楽と展覧の会と呼ぶ伝統がありますが、今年は「宴joy」をテーマによりカジュアルに、生徒と来場者の皆様が共に楽しむことを目標にしてきました。甲陽生が作り上げる宴をどうぞお楽しみください!!
生徒会長挨拶
2年前、僕らが主役を務めた中学校の音展はコロナ1年目であり、開催自体が危ぶまれた音展でした。「誰も来ないなら音展なんてやる意味があるのか」そんな声に何度心を痛めたことでしょう。しかし今年は音展委員や先生方の尽力により久しぶりに音展の一般公開が実現し、合唱コンクールも復活する等、少しずつ音展が僕らの夢見た形に戻りつつあります。その高揚感が今年のテーマ「宴joy」にも溢れ出しているようです。今回の音展が、画面の前の皆さん1人1人にとって「音楽と展覧」の枠を超えて、最高に楽しく有意義で感動的な「宴」になることを願ってやみません。